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2015年6月 8日 (月)

にわか仕立てで

落語のネタに、『道具屋』というのがある。

ある男、にわか仕立てで、縁日で道具屋を商うことになった。
そこに客が現れ、『のこぎり』を見せて欲しいと言う。
客は、じっくり目利きをして、「これは焼きが甘い、、」という。
道具屋は、「そんな筈はない、昨日火事場で拾って来たから、よく焼けている」

次の客は、カメラの三脚を見せて欲しいと言う。
道具屋:「取り出すことは出来ません。三脚の一脚がとれて、塀に持たせかけております。
買うのであれば、塀ごと買ってってください」

最後の客が来て、笛を触っている間に、指が抜けなくなる。
「買わなきゃならぬか? これはいくらする?」道具屋は、あれこれ考えて高額を吹っかける。
「そんな値段!人の足許(もと)を見るな!」

「いや、手元を見ております」。

この道具屋は、商売下手だったが、世の中には、セールスこそ我が人生という人がいる。

今でもセールスマンの「かがみ」と言うべき存在になっているのにエルマー・ホイラー(Elmer Wheeler)がいる。
彼のセールスの極意を著したものが「ホイラーの公式」。
1937年に発表した著書『ホイラーの法則』の中に収められている公式で、
発表されてからかなり経つが、今でも広く流布している。

「ホイラーの公式」はマーケティングや販売のノウハウを語ったもので第一条から第五条まである。

第一条:「ステーキを売るな、シズル(sizzle)を売れ」(シズルは、ステーキなどを焼く時のジュージューという音)              =販売したいもののリアリティを相手に伝えよ!
第二条:「手紙を書くな、電報を打て」  =余分な言葉を省け!
第三条:「花を添えて言え」       =相手の喜ぶものを考えよ!
第四条:「もしもと聞くな、どちらと聞け」=買いやすい気持ちにさせる!
第五条:「吠え声に気をつけよ」     =相手に対して、押すことが強くなっていないか!
というもの。

このような心得を持って望んでいたら、わが人生も変わっていたかも、、。

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